血液は、健康だけでなく美容においても大きな影響を与えます。
たとえば東洋医学では、血液の流れが悪くなってしまった状態のことを瘀血(おけつ)といい、万病の元とされています。
このように昔から血液は私たちの健康を支えるうえで重要な位置を占めています。
「まだそんなに年じゃないし大丈夫でしょ」と手放しに安心することはできません。
過度な食事制限によるダイエットや食生活のバランスが崩れていると年齢に関係なく血が汚れ、流れが滞ってしまいます。
そこで、今回は健やかな肌をキープするためにも、日ごろから血液の状態や血流を意識した毎日を送るポイントについてご紹介します!
なぜ血液が肌の状態を左右するのか
血液には酸素や栄養素を運ぶ役割があるため、血液が正常に流れていると肌の生まれ変わりであるターンオーバーも正常に働きます。
しかし血液がドロドロしている、さらに体の冷えなどにより血流が滞ると、必要な酸素や栄養素が細胞に届かず、ターンオーバーが遅れがちになってしまいます。
ターンオーバーが遅れがちになるとシミの原因となるメラニン色素が沈着しやすくなる、また肌に栄養が行きわたらず乾燥などによる肌トラブルを引き起こす原因にもなりかねません。
血液が汚れる、滞る原因は?
血液の状態は、日常生活の表れともいえます。
まずは血液をドロドロにさせている原因を探ってみましょう。
●慢性的な運動不足
●ストレスや疲れを溜めがち
●食事内容や栄養バランスの偏り
●睡眠時間が十分でないなど、睡眠の質の低下
このような生活習慣に心当たりがあった場合、改めることが大切になってきます。
血液の状態を正常にするには
まずは、以下の3つを実践してみましょう。
●バスタイム後にストレッチをする
●約8時間、睡眠時間を確保する
●自炊などによる栄養バランスがとれた食生活
このなかでも、特に私たちの体を作る食べ物は重要です。
外食になると炭水化物や肉類が多くなってしまい食物繊維やビタミン類を多く含む野菜が不足しがちです。血液をキレイにするためにもイワシやサバ、サケなどの魚介類、ナスや菜の花、ニラなどの野菜などを食べるようにしてください。
さらに、納豆や梅干しなど日本の伝統的な和食に用いられる食材も、血液をキレイにするうえで役立ってくれます。
血流を促すマッサージ
血流は体のなかからだけでなく、マッサージなどで体の外から働きかけることも大切です。特に冷え性の方はふくらはぎや太ももが冷たくなっており、血流が滞っている場合があります。体が温まったバスタイム後などに、血液を心臓へと流すようにマッサージしましょう。
さらに年齢を重ねると筋肉が硬くなり、血流を阻害する恐れもあります。マッサージで筋肉をもみほぐし、血流をサポートしてあげてください。
その際、クリームなどで滑りを良くするとマッサージとスキンケアが同時にできてオススメです。
美しさは体の内側からも作り上げることが大切です。
ぜひ日常生活を見直して、血液からキレイを目指してくださいね!
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