寝相タイプ別・シワができる原因
眠っているときのお肌は、枕や寝具との間で長時間摩擦を繰り返していることになります。
摩擦を受けて乾燥したお肌は細胞の中に水分を保ちにくい状態になってしまい、しぼんでシワが寄りやすくなるのです。
・横向きタイプ
横を向いて眠る人は、顔の片側にだけ重力がかかり、下になったほうが押しつぶされてしまいます。
眠っている間中そちらのほうにシワが寄った状態になるわけですから、水分を失ったお肌にそのままシワが刻まれてしまうということです。
・うつぶせタイプ
うつぶせ寝は顔全体に重力がかかってしまい、たるみの原因になります。
また、枕に顔をうずめていると、枕にこすりつけてしまうお肌の範囲も横向きタイプ以上に広くなり、顔が蒸れて湿疹ができたり肌質の悪化にもつながります。
・仰向けタイプ
仰向け寝は、枕と接しているのが後頭部に限られ、顔に重力がかからないのでもっともシワの原因を作りにくい寝相です。
しかし、体に合わない枕を使っていると首にシワを作ってしまうかもしれません。
特に、枕が高すぎると自然とあごを引いた状態になってしまい、首にシワができやすくなってしまいます。
シワを防ぐ! 美しい寝相を作る方法
シワを作らないように眠るためには、寝相を改善する必要があります。
でも、眠っているときに常に寝相を気にするのは難しいですよね。
そこで、寝相をよくするために寝る前に気をつけたいことをご紹介します。
・眠る環境を整える
寝室の室温や明るさ、布団の重さなどの環境が自分に合わない場合、人は無意識に眠りやすい環境を求めて動いてしまいます。これが、眠りが浅くなり寝返りが増える原因です。
寝返りが増えるとその分お肌と寝具の間での摩擦が増え、シワの原因になります。
部屋の空調を適温に設定し、明かりをフットライトなどの薄明かりにしましょう。真っ暗では逆効果になります。
軽くて睡眠のじゃまにならない掛け布団を選び、手触りがよくゆったりとしたパジャマを着るようにしてください。
・体に合った枕を用意する
首のシワを防ぐためには体に合った枕を使うことに尽きます。
体に合った枕というのは、横になったときにあごを引いた体勢にならず、立っているときと同じ姿勢になる枕のことです。
頭の両側にもボリュームがあるものだと、横向きに寝返りを打ったときも頭が落ちないように支えてくれます。さらに、肩のラインにも合わせた形であれば、横向きになったときも首や顔のシワができずにすむでしょう。
質のいい睡眠は美肌への一番の近道です。まずは自分のできることから試してみてはいかがでしょうか。
うつぶせタイプの方も、横向きタイプの方も、無理に寝相を変えようとせず最初は眠りやすい寝相で、徐々に仰向けの姿勢に慣れていくようにしましょうね。
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